SCサテライト放送の設立

ep放送を押し出していた企業

スカパー! の話はとりあえず置いておくとして、またepへと話の流れを戻そうと思います。蓄積型放送サービスが登場した時、各企業が出資してこれからさらに盛り上げていこうとする動きが強かったものの、最終的には残念過ぎる結果に終わってしまったのでそれはそれでしょうがない。人の失敗談をあざ笑うわけではありませんが、これらが本当にヒットすると考えられていたと思うと、正直疑問符しか浮かんでこない。消費者もそれに躍らされること無く淡々とそんなのがあるのかぁという程度の認識でしかなかっただろう。ですが中には次世代の放送局としてこれからが一番熱いと信じていた企業もあり、実際に専門の放送局として開通していたテレビ局も存在していた。現在では後ほど詳しく説明するが、ショップチャンネル株式会社の傘下に入った『SCサテライト放送株式会社』について話をしていこう。

epを信じて開局したものの、蓄積型放送ってなんだよというツッコミをもらいながらも、きっといつかヒットするとお上の言うことを真に受けていたが、華を咲かせることなく華々しく散ることすら許されずとも、なんとか頑張っている企業だ。こう話すと色々あれかもしれないが、そういう印象なので色々踏まえつつもう少し奥まで見てみよう。

人気のテレビ

企業の誕生まで

このSCサテライト放送株式会社、長いのでSCサテライトと略すことにする。こちらの企業はep放送が誕生した折に設立された会社となっており、出資者はepに関わっていた松下電器産業・粉飾決算事件がどうなるか楽しみな東芝などが協力して出来上がった企業だ。この中にはスカパー! も加わっているので、それなりに期待されていたのだろう。

満を持して登場したSCサテライトはその後、蓄積型放送を中心としたサービス・ep都の連動を重視した番組制作を行っていくこととなった。結果は語るまでもない、見るも無残なものだ。そもそも制作していた番組が、本当に誰を意識していたのか理解できないものなので根本から何かが歯車的に狂っていたのかもしれない。結局、数年足らずでep、蓄積型放送が終了してしまうと、その後の迷走っぷりが甚だしいくらい暴れまわっている。それがまた面白いので、ちょっと見てみよう。

迷走の歴史

  • 1:他社で制作された番組を購入・放送していた
  • 2:結果が振るうこと無く、放送休止の憂き目に遭遇する
  • 3:その後なんとか放送再開となるも、無料チャンネルとしてかろうじて復活する
  • 4:2007年4月より、世界初の24時間放送スタイルの通販番組として新生

どうしてこうなった

最初は蓄積型放送サービスとして始まり、サービス終了になった後は他社が制作した番組を購入して放送するもそれでも繋がることなく、放送休止となってしまう。波乱に見舞われ続けたが、その後無料放送番組として放送再開となったものの、このままでは駄目だとして通販番組を24時間ライブ中継するというスタイルへと変革を遂げてなんとか存続を果たした。

どうしてこうなったという一言しか浮かんでこない。epの失敗によって放送局として最大に修羅場に遭遇していたのは分かるが、辿り着いた先が通販番組と来た。通販番組として放送されれば、確かに無条件に等しい形で番組を視聴する人は必ずと言って出てくる。テレビは見ている人間がいなければ成立しないメディア媒体の1つ、視聴層に限った話ではなく誰かが見ているという事実が成立していればそれで十分だったのかもしれません。そう思うと、現代のように通販が主流となっている時代には適した番組となっているので、結果良ければ全て良しとなったと言える。

画質で選ぶなら

結果として

蓄積型放送サービスというそれまでにないシステムの登場で成功を期待されていたが、人々の関心が向けられること無くその勢いを増す気配もないまま、終了してしまった。出資者となった企業にしても痛手だったかもしれないが、一番深手を負ったのはSCサテライトであるのは言うまでもない。設立されて会社を任されるようになった代表取締役も、サービス事態が終了してしまい何とか立てなおそうとして迷走を繰り返しながらも、今ではそれなりに有名な通販番組を放送できている事を考えれば、まだ良かったほうだ。

こういう場合、悪いことが連鎖的に発生してトコトンまで堕ちていくものだが、そうならなかっただけマシだと言っていいだろう。総合的に考えると、視聴者となる消費層以上に弄ばれた感が強いのだがそこから巻き返した経営者としての力には感服するの一言に尽きる。

ゆったり楽しむには